できごと徒然
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No.0049

できごと徒然(49) −(48)修正版 −

   私の身の回りに起った出来事を思いつく間に 散文調に書き綴った「できごと徒然」も、開院以来3年半。
49回を数えるようになりました。
なかには、この散文にもご興味をもって頂ける方もおられるようです。

7月3日も、宝塚市医師会のコンピュータークラブの 例会なるものがありましたが、ある素敵な眼科長老の先生から、 「できごと徒然」を時々読んでいます、とお声をかけていただきました。

その後、帰宅しますと、一通のメールが届いておりました。 私ができごと徒然(48)に記載した文章の間違いを指摘いただくメールでした。 ありがたいやら、恥ずかしいやらですが、私の文章を目にかけて下さる方が、身近にいらっしゃると分かり、うれしい気持ちが勝ります。

黙して、修正するだけでよろしいのかもしれませんが、頂いた文章は美しい引き締まった文章ですし、なによりせっかく頂いたお便りですので、 あらためて、できごと徒然(49)として残しておきたいと思います。
メールをお送り頂いた方、ありがとうございました。今後とも、よろしくお導きください。


(以下、頂いたメールより、)

いつもお世話になっております。 「できごと徒然」拝見いたしました。

(中略)

国際ホテルの棟方志功の版画を依頼したのは孫三郎ではなく息子の總一郎です。
ホテルのオープンは昭和38年の秋、孫三郎は昭和18年1月62歳で死去しております。

それからこちらは、まちがっていたらごめんなさい。
疑問符つきのシュカンプ、
もしかしてシャヴァンヌ(ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ)ではありません?
本館に展示されていて、教会を始めとして多くの壁画装飾を残したフランスの画家というのがぴったりなのですが。

本館にでているシャヴァンヌの作品は
ペガサスと、蔦や花を手にする人を描いた「幻想」
裸体の男の人が右手に釣竿を持った「漁夫」
右に旗を持つ勇士、左に勝利を祈る貴婦人と月桂冠を持つ子どもを描いた「愛国」
の三点だと思いますが、ご覧になった絵は違いますでしょうか?
私の勘違いでしたらお許しください。




私が目にしたのは、まさしく上記の3点の絵画でした。
そして作者は指摘のように、シュカンプではなく、シャバンヌでした。

柳沢学芸員のご説明では、大作の依頼の多かった当代人気絶頂の、シャバンヌの作品が日本にあること自体が、大きな驚きであったそうです。
そしてシャバンヌの明るい平明な表現には、日本の浮世絵の表現が影響を与えているなどといった御説明が記憶に残っています。

シャバンヌさん、お名前を間違えて失礼いたしました。
でも、御指摘を頂いて、本来のお名前に訂正がかなって良かったですね。


P.S
  今回の文面と直接関係はないのですが、2枚の記念写真を掲載します。


壁に使われた重厚な木材が美しい、
国際ホテルでの昼食の風景

世に言う大原御殿、別名”緑御殿”と称す建物の前で記念写真を撮りました。
この美術館から今橋を渡って右側の、屋根瓦の色から「緑御殿」と呼ばれます。
大原の東邸として昭和三年、孫三郎が建てたものだそうですが、
今は美術館の所有になっているそうです。
論語の「徳は孤ならず必ず隣有り」から「有隣荘」とも名づけられているそうです。


ちなみに写真の真ん中の赤い靴をはいた人が上阪和尚さんです。
右側のご夫婦は、陶芸のかたです。
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〒665-0021 宝塚市中州2丁目1-28 TEL 0797-76-5177