できごと徒然
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No.0075

できごと徒然(75) −こんな世界があったのですね。”Ubuntuの世界” −

 

パーソナルコンピュータの進歩はすさまじいの一言です。
いまや、パソコンなしには、私たちの日常生活も過ごせないような時代になってきました。
でも、そんなパソコンの世界も、ほとんどのパソコンは、Windowsと呼ばれるマイクソフト社のオペレーテイングシステム(OS)が搭載されていて、
WindowsOSが事実上の世界標準といえます。その他、アップルがMacOSというのを開発していますが、このWindowsとMacが双璧だと思っていました。

そんな中で、LinuxというOSがあることを知ってはいましたが、Linuxは多くの種類があり、馴染みのない分野だと思っていました。
しかし、最近、パソコン雑誌などで、そのようなLinuxの中でも、”Ubuntu”と呼ばれるシリーズが、使いやすく好評であることを知りましたので、早速試してみることにしました。

”Ubuntu"聞きなれない言葉ですが、”ウブンツウ”と発音するそうです。
Ubuntuの日本語チームのホームページには、このUbuntuのいわれが書かれていますが、アフリカの「他者への思いやり」を表す思想だそうです。

"Ubuntu"は世界中で開発が進められている、オープンソースのソフトウエアです。
そして驚くべきことに、すべてフリーソフトです。
OSから、アプリケーションまで、すべて無料という世界。
そして、実際に動かしてみると、その完成度の高さに驚きます。
こんな世界があったのですね。

インターネットも、メールも、スケジュール管理も、ワードやエクセルに相当する、オフィスソフトもすべて無料ですし、マイクロソフト製品と互換性があります。
デザインも洒落ているし、ビジュアルにも優れています。

私が今回用意したのは、ネットで購入した中古パソコンだけ。
OSもソフトもすべて無料です。
今まで、パソコンを買うたびに、いろいろとソフトを購入しなければならなかったのに、驚きです。

こんな世界があったのですね。
しばらくUbuntuにはまりそうです。

以下、Ubuntuの思想を表した、行動規範の日本語訳を掲載させて頂きます。
http://www.ubuntulinux.jp/community/conduct

なんか魅力的な世界ですね。
次の時代の幕開けを感じます。

Code of Conduct(行動規範)
原文: Ubuntu Code of Conduct

Ubuntuとは、「他者への思いやり」を意味するアフリカの思想です。
これは「全人類をつなぐ普遍的な絆の存在を信じること」です。 Ubuntuコミュニティでの協力にも同じ考え方が貫かれています。 Ubuntuコミュニティのメンバーたちは共同作業を効果的に行う必要があり、この行動規範が我々の協力の「基本原則」となります。

このディストリビューションの名前としてUbuntuを選んだのは、これがオープンソース運動の核心にある共有と協力の精神を見事に表しているからです。フリーソフトウェアの世界で、我々はボランティア精神に基づいて自由に協力することにより、皆の利益になるソフトウェアを作成します。我々は、気前よく与えられた他の人たちの成果物に改良を加え、そうやって改良したものも同じようにして共有します。

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