できごと徒然
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No.0084

できごと徒然(84) − あるシンクロニシテイ −

 

 シンクロニシテイという言葉があります。
日本語に訳すと、「意味ある偶然」というように訳されます。

 7月31日(土)、宝塚の大型福祉センター、「フレミラ宝塚」で、村上和雄先生の講演会、ならびに村上先生を囲んでの、パネルデイスカッションがありました。
あのJR西日本事故で、大きな障害を負った女性が回復を目指すにあたり、村上先生のラジオでの講演が大きな励みになったそうです。
女性の母親がさっそく村上先生に連絡をとり、交流が始まったとのこと。

 一方で私は今から25年前に、筑波大学の村上先生の研究室に留学し、高血圧の基礎研究に従事していました。そしていろいろな刺激と薫陶を受けました。
また一方で私の大学時代の友人が、このJR事故から、その女性を救出したこと。
今回の企画をされた方の息子さんにあたる理学療法士の石川智昭さんが私が在宅医療に出かけている患者さん宅に介助に出向いていること。
などなど、時間と事故を超えて、大きな偶然が重なって、今回の講演会が実現しました。不思議な不思議なシンクロニシテイ。
本当に、村上先生に、この宝塚市まで来て頂いて、講演をして頂くことが実現するなんて夢のようでした。

 村上先生の講演は、いのちの不思議さ、大切さ、有難さに、深く言及された講演でしたが、さすがに、科学者、分子遺伝学者としての経験から、話される言葉は、他ではあまり聴くことのできない数字的な比喩の多い内容で、それだけに説得力のある講演でした。
また先生は、話をされるときに、まっすぐ前を向いて、視線をずらさずに話をされます。これも説得力をますものでした。
あらためて、純粋な、子供のような一面を持つ人だと感じました。

 現在は、「こころのありよう」が、人間の遺伝子の発現に影響しているにちがいないという視点から、いろいろな実験も試みられ、またその成果をこのように講演されたり、著作にされたりしておられます。著作の数は40冊に及び、全部で100万冊のセールスに至ったとか。
今回、先生と二日にわたり、懐かしく楽しくお話をする機会がありましたが、とにかく話題が豊富で楽しくて、また人を楽しくさせる雰囲気を持たれています。

 「笑いの重要性」も話されていました。
そういえば、最近、笑うこと少なくなったな、、と気づきました。
25年ぶりに先生にお会いして、自分のこころに素直に、笑いも取り入れて、有り難き人生を、楽しく過ごしていきたいと、思えば、当たり前のことですが、そのようにありたいと思った次第です。

 25年ぶりの、清涼剤のような先生との語らいを、残しておきたいと思います。
講演会の実現に協力いただいた、宝塚市社会福祉協議会ボランテイアサポートセンターの方に、お礼を申し上げます。
講演会場となった、フレミラ宝塚も、ある篤志家の寄付が元で出来上がったとお聞きしましたが、宝塚の誇りともいえる立派な施設でありました。

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